経緯 | 鳥の囀り

経緯

 去年は天中殺で、一昔前の昼ドラのような波乱万丈な毎日を過ごしていました。
 箇条書きにすると↓

○何度目かの手術後、容態が急変して植物人間になっていた母の介護の為に仕事を辞職。
○PD(パニック症)が悪化。薬で抑えて毎日母の元に通うが甲斐無く他界。
○四十九日を過ぎてから求職活動、再就職。
○仕事内容の重責にPDから抑うつ状態へ。病院で休職を勧められる。

 これが9月末までの出来事で、10月の休職期間に入ってからは不眠も追加されて眠剤が手放せず、薬を飲んでも道端で発作を起こすように。
 恐怖感を抱いた私は片っ端から抑うつに効果のある治療を調べ、催眠療法やアロマやカラーテラピにイルカと海で泳ぐことも考えました。その中に動物を飼うと良いという文章を発見し、猫か犬の♂を飼おうと思ったのです。
 どちらにするか悩みましたが、毎日の散歩と一泊の留守も出来ない犬を飼うのは無理と判断し、更に中学時代に結婚して黒猫を飼いたいと思っていたコトを思い出して猫に決定。
 動物管理センタから引き取る予定が既に今季の里親募集は終了とのことで、勢いのままブリーダー検索そして検索。
 賃貸で飼うので鳴き声の小さな短毛のアビシニアンかロシアンブルーのキャッテリーを探して出会ったのが★バンビンゴ★だった訳です。
 誕生した子猫が全員♂という★バンビンゴ★に連絡をし、東京に会いに行って元気な仔猫達に安心して契約をしました。
 その後、契約して直ぐの予防接種で全員♀だったコトが発覚し、一時は契約破棄か継続かも悩みましたが、実際に会って可愛らしさを散々友人にも自慢していた私は契約を継続することにし、【生活が安定したら♂も飼おう】と獲らぬ狸の皮算用をしてフェンネルを迎えたのでした。

 しかし、母が世話をしていたインコに祖母が面倒をみた鶏や金魚しか飼ったことのない私は、それからが本番だったのです。

 アビシニアンは非常に活発な性格なのですが、初夜からカーテンを駆け上り絨毯を掻き毟り冷蔵庫から背中に飛び移り爪を立てるなど、想像以上の大暴れぶりに呆然としました。
 会社が有り得ない状況で破産した為全くの無収入な私はケージを買えず、暴れ狂い食事を要求するフェンネルにどう対応して良いか解らず、夜中に暴れるので眠る場所もなく役所の待合い椅子に座って休息するような状態だったのです。
 私の余りの憔悴ぶりにブリーダーの方からも一時預かりの申し出があったのですが、結局2,3週間に何かの切っ掛けで吹っ切るコトが出来て今の愛猫LOVELOVE生活があります。
 あの時に諦めなくて良かった。
 心底貧乏生活なのにフェンネルの為に先日も【アズミラ】に【サプリメント】、皮膚に優しい【ホホバシャンプ&リンス】【ピロコーム】まで買って今月だけで既に14000円も使っているけれど本当に良かったと思います。

【エンジェルズハート】
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